思い出し業務日誌 その3.

業務日誌 2018-04-17~4-28

さて、先週から開発部隊の私が工場で、量産装置の不具合調査だ。現場の装置担当の方とペアで調査だ。生産技術とか、品質保証部とかいう部署があるが、出てこない。。あそこは何のための部署なんだろか。とりあえず、手だけは動かしている。

とりあえず、装置に組み込む購入品がやらかしているのは明白なので、前段階の調査をして、証拠を突きつけて、購入品のメーカーの日本側技術者にレポート送付。やらかし感としては、結構なひどさ。メーカー側もさすがにそれは認めた。購入品のメーカも弊社工場に来訪し、共に工場で実験したが、調子がおかしいところまではわかり、ダミーのデータ伝送もおかしい事が分かった。そこで終了。もう少しここがおかしいですよ!!って言うところまで明確にしてほしかったなぁ。。

これで、さらに実験を二週間程度繰り返し、ようやくケーブルの種類とケーブルの生産状態だとわかる。ただし、ケーブルの生産状態については、内部の薄いシールドの為、また7メートルもあるので、客観的攻め手がわからない。

その間、生産停止で追い込まれるやらで、他の部署・人間のほとんどサポートもないし。管理職の配慮もあまりないし。ひでえもんだ。実験中に通りかかる関係者(本来なら彼らがやるべき)は、現象を聞いて、足早に去って行くのみ。まぁ、無理だもんなぁ。実験のために必要な文書は全部公開されてるし、実験自体はそんなに難しいことはない。あとはやる気だけ。
彼らも良い大学でてるはずなのになぁ。どうしてこうなるんだろか。。

責任を取りたくないとかではなく、ほんとうに良くしたいとかもない。ただ流れてくる仕事をこなせば良いだけと考えているやからだらけで困る。考える力などは皆無だ。

そうこうしているうちに、原因を突き止める方向に力をそそぐことより、別のシールド性能の高いケーブルを選択するという実験をすることにし、一つメーカーから譲ってもらうことが出来た。これが効いた。みごとに効いた。感謝。

ひとまず一連の作業をレポートに起こし、図面改訂し、直近で問題になっていた客先分を手配した。

さて、ここからも問題。すでに既設装置の客先にあるケーブルを替える段になった。工場からの派遣か、サービスエンジニアの派遣が妥当で、当初そのようにマネージャーが事を運んでいたが、工場側を忖度したのか、品質保証部が汚い根回しをしたのか(※)、で、結局、私が行く事になった。
※ 汚い根回しを邪推する根拠は、品質保証部がサービスエンジニアを派遣するので、何かあった場合に自分たちの責任になるため、他人に押し付けたいからだ。

ちなみにそのケーブル交換は、その時までやったことはなかった、工場での検証の時点でもペアとなった工場現場の装置担当がやっておられたので、私を選抜した人間の思考回路は不明。。

追伸

その後メーカ側の人員も変わって、新しいメーカの日本側技術の人は優秀だった。問題発覚から10か月後、ケーブルの仕様等と使っているボードから計算をその人がした結果、どうも、メーカ側が自社の正しい推奨値を把握していなかったようだ。

そんなもんなのか??とはいえ、人でこんなに変わるとわ。ひとまず、その人に感謝。

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